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第11話 光の護身術と、塞がれた訓練室

مؤلف: 東雲明
last update تاريخ النشر: 2026-08-24 18:01:02
 地下の旧教室には、昨日までの埃っぽさがわずかに残っていた。

 壁際へ寄せた机には、光の病に関する資料と、医療戦士の力について記された書物が積まれている。三人で片づけ、ようやく形になった研究拠点だった。

 授業を終えた俺たちは、閲覧許可を得た資料の写しを机へ広げていた。紙面へ目を落としていたエマが、不意に顔を上げる。

「ミナちゃんが、大きな音を怖がるようになった理由は聞いている?」

「いや。ミナ本人からは、一度も」

 十四歳だった頃のミナは、洗濯機が回る低い音や、テレビから突然流れる大きな音に身体を強張らせていた。誕生日が近づくと部屋へ閉じこもり、何を尋ねても「大丈夫」と笑っていた。

 無理に聞くべきではないと思っていた。けれど、本人の気持ちを尊重することと、見ないふりをすることは違う。

「今度は、急がずに聞いてみる。ただ、あいつが話したくないことまで無理に聞き出すつもりはない」

「それでいいと思うわ。知りたいのは過去の出来事そのものではなくて、どういう状況で症状が揺れるのかよ。心と身体の反応を切り離さずに見れば、治療の手がかりになるかもしれない」

 俺は記録用紙へ、思い出せる範囲の反
東雲明

今回は、ハヤトがついに初めてミナのために光の護身術を本格的に使い始めます。「光の護身術」が、名前のようにただ強いだけの力ではなく、呼吸や姿勢を整えながら力を制御する技術として描いています。エマとテオの援助も健全。光の病との本格的な戦いと発祥起源に迫る、緊迫回。今回もおもしろいと思われましたらぜひブクマ、評価、レビューいただけますと泣いて喜びます。

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